「新しいものを楽しむ心」を糧に、現場へAIを浸透させる伴走者へ
田中 末来
TANAKA MIKI
AI推進
入社年:2015年中途入社
育児と両立しながら手探りでAIを学び、経営陣らの熱い後押しを受けハッカソン優秀賞を受賞。難しく感じられがちなAIの便利さや楽しさを伝える伴走者として、現場目線の施策を展開。
育児との両立を支えた温かい言葉と、業務改革(BPR)の面白さ
新卒から約6年間、留学エージェントにてカウンセリングや店舗マネージャーを担当したのち、結婚を機に退職し出産を経験。子どもが1歳になり、「そろそろ社会復帰をしたい」と考え2015年に当社に入社しました。当時面接してくれた部長の「子どもが小さくても大丈夫です。私も3人いますし、お互い様ですよ!」という不安を包み込む温かい言葉が入社の決定打でした。
入社後はオペレーション業務全般を担当し、現場のメンバーや営業担当者、店舗さまなど社内外の関係者と関わりながら現場の土台を整えました。その後、属人化していた業務フローの見直しや、RPA(パソコン上の定型作業を自動化するツール)を用いた仕組み化に着手し、現場が本質的な価値提供に注力できる環境づくりに邁進。手作業の負担が減り、現場から感謝された経験を通じて、BPRの持つ奥深い面白さにのめり込んでいきました。

「AIグロース部」が目指した、現場に寄り添うAI推進
そんなある日、上司から「何ができるか試してみてほしい」とAIツールのアカウントが付与されました。当時の私はAIに関する知識がほとんどなく、かつ社内の誰に相談したらいいか分からない手探りの状態でしたが、投げかけた言葉に対して意図通りの回答が返ってくる面白さに魅了され、動画学習や研修を通じてプロンプト設計を習得していきました。
その後全社的なAI活用の推進を目指すプロジェクトへの参加を経て、さらなるAI活用の浸透を目指して新設された「AIグロース部」へ異動しました。現在はAIを難しいと感じる社員にも楽しさや便利さを伝えながら全社へAIを浸透させるために、部署ごとの相談窓口となる「AIアンバサダー」の配置や体験型ワークショップの開催、社内のSlackチャンネルにて最新情報や活用ノウハウの発信を行っています。一方的な情報発信で終わらない、現場に寄り添った空気づくりを心がけています。

64組の中から勝ち取った「KDDI AI ハッカソン」での優秀賞
全社へのAI活用推進を主導する中、グーグル・クラウド・ジャパンとKDDIが主催する大規模ハッカソン「KDDI AI Agent Day with Google」の開催を知りました。「グループ会社も参加できるから、ぜひ出てみよう!」と上司から背中を押されたのが参加のきっかけとなりました。エンジニアでもなく、AIの知識もない状態からスタートした私にとってハードルの高い挑戦でしたが、AIの活用ノウハウに長けた同僚とタッグを組み出場しました。
本番前日まで役員陣から熱いアドバイスをもらい、さらに過去の勝ち筋データを分析したAIと壁打ちを重ねて、評価ポイントを的確に押さえたスピーチを磨き上げました。こうして試行錯誤を重ねて生まれたのが、「作業はAIに、信頼は人間に」というメッセージです。現場の課題に対する解像度の高さとAI技術の活用が評価され、計64組ものエントリーの中から、見事「優秀賞」を獲得しました。当日は社長も会場へ応援に駆けつけ、受賞が決まった瞬間は自分のことのように大喜びしてくれました。未経験からの挑戦を、経営陣も周囲の仲間も本気で応援し後押ししてくれる当社の温かいカルチャーを心から実感しました。

経営陣と現場が一丸となって進めるAI推進。未経験からAIのプロフェッショナルへ
当社には、未経験からでも着実に業務の基礎を固め、さらなるキャリアアップへと向かう前向きな挑戦をバックアップする風土が根付いています。世の中に生成AIが普及し始めた頃、全社会議で社長自らが「AIは今後のビジネスにおける不可欠な基盤となる」と明言し、全社で活用していく経営方針を示したのです。トップが明確なビジョンを提示したことで、現場も迷うことなく、AI導入と業務への活用に向けて動き出せました。
変化の激しい時代において、新たな領域へ飛び込み活躍するために必要なのは、高度な技術ではなく「新しいものを面白がり、素直に楽しむ気持ち」です。私自身、子育てと両立しながら未経験の状態でスタートしましたが、周りの温かいサポートと好奇心を糧に、全社を巻き込むような大きな挑戦をやり遂げられました。一歩ずつスキルを積み重ねて着実にステップアップしていける環境で、変化を楽しめる方とお仕事ができる日を楽しみにしています。
