
自由な風土の中で確固たる正義を貫く。
以前は小さな事務所で弁護士をしていました。消費者に寄り添う仕事を心がけていましたが希望に沿う解決が難しいことも多く、企業の立場から合理的な解決方法を提案する方が良いと思い、保険会社に転職したものの、今度は自由度が低くて。。そんな時に旧KDDIコマースフォワード株式会社を見つけて、「ECって伸びそうだな」と思い入社を決意しました。立上げ当時は唯一の法務として、事業譲渡元のDeNAの法務から引き継ぎを受けつつ業務を行い、2年目にメンバーが1人増えたのですが、戦略が変わったこともあり、とにかく業務を回すことで精一杯でしたね。3年目には合併があり、属人的にならないように整理はしつつも、事業がより理解できるようになってきました。法務として発信することも増え、これまで関わりがなかった方とも仲良くなれているので、より楽しく働けています。

繊細な業務だからこそ、慎重に、丁寧に。
当社及び事業に関わる法務全般を見ていますが、法的なリスクが高い事象と判断するものは、慎重に対応しています。特に法令違反となり得るものは、関係部署と連携して進めます。時には折衝をしなくてはいけないシチュエーションもありますが、線引きも多く難しいところ。違法にならないよう事実を丁寧にヒアリングして、代替案を提案することもあります。責任が重く大変ですが、相談を受けた時に代替案が採用されると素直に嬉しいし、やりがいに繋がります。また、法的見解は難解な部分もありますので、文章で伝えるだけでなく、ミーティングをして口頭で伝えるなど、相談相手が理解しやすいような伝え方をするように心がけています。

法務はみんなのアドバイザー。
規制が厳しくなり法律も変わっていく中で、遅れを取ることなく順応していかなくてはいけません。プラットフォーム運営事業者が参加する協議会にも参加しており、外部からの情報を収集しつつ、社内に共有したり、省庁とも連携したりと、多方面にアウトプットできればいいなと思っています。何事にも受け身ではなく、しっかりと主体性を持って社内外に情報を発信していきたいです。法務はどんな仕事をしているのか、具体的に分からない方も多いと思いますが、社内メンバーにとって有意義な情報をたくさん提供して、皆さんに寄り添う立場であり、アドバイザーであることをアピールしたいです!ゆくゆくは各事業部において「これをしたら法令違反になる」という基準を理解できる人が増えたら嬉しいですね。
